最近地震や台風の影響でひどい場合には家の中がぐちゃぐちゃになるってニュースもよく見ます。
自然災害は防ぎようがない部分もありますが、できるだけ被害を少なくする必要があります。
特に最近流行っているDIYで天井と床の突っぱりを利用した棚を作る場合にはそういった災害だけでなく、重いものを長期間乗せると負担がかかりすぎて倒壊する場合があります。
シンプルですが、少しの工夫で棚が倒れてこないようにするコツをお伝えします。
ウォリスト、ディアウォール、ラブリコなどの突っぱり棚が倒壊する理由
SNSなどでよく見かける棚の倒壊の原因はジャッキの向きによるものが多いです。
壁に対して横向きにジャッキを使うと木材も横向きになるので、壁からの出っ張りが少なく済みます。
そのような設置の仕方をすると棚受けなどを使って棚板は壁の逆側に飛び出した状態になります。
この方法では棚板に荷物が乗ったとき、斜め下への力がかかってしまいます。
このような力がかかった時は倒れやすくなってしまいます。
飾り棚として軽いものなどを乗せる場合は大丈夫かと思いますが、本棚としてなど重いものを乗せる場合は注意が必要です。
倒れないようにするシンプルなコツ
●重いものはできるだけ下に
まず上記のような棚を何段もの棚にした時の上の方の段には重いものを乗せないようにしましょう。
上の方に重いものがあるとバランスを崩して倒れやすくなります。
できるだけ床に近い方に重いものを置くようにしましょう。
●棚板を柱の内側に
奥行きがいらないものに関してはジャッキを壁に対して縦になるように設置し、立てた柱の内側に棚板がくるようにしましょう。
この場合は柱の力が棚板でストップするので丈夫です。
●柱を太くする
ウォリストでは柱に使うツーバイフォー材を束ねる金具で束ねることで倒れにくくなります。
●下に棚を追加する
もし、すでに出来上がっている突っ張り棚の場合は柱を太くできませんので。下にボックスのような棚を追加してはどうでしょうか。
もちろんある程度の規模の地震になってしまうと耐えられないですが、棚に乗せるものの重さで倒れにくくなります。
これからDIYで棚を作りたい人は、棚に乗せるものの重さを考えて設計することでより安全な棚が出来ますよ!