堺市南区の茶山台団地内にあるDIYのいえにて珪藻土を壁に塗るワークショップを行いました。
珪藻土とはどんなイメージですか?
左官職人のような人がコテを使って壁に塗っていく技術がある人が出来るものだと思っていませんか??
珪藻土などの壁材を扱うフジワラ化学の「かんたんあんしん珪藻土」はコテで塗る厚手の珪藻土よりも効果は落ちますが、ローラーで簡単に塗れる商品なんです。
団地の壁が、どうなるか楽しみです!
まずは下準備
ワークショップの前日に下準備をしました。
まずは全体を拭き掃除します。
ゴミやホコリが残っていたら良くないので雑巾で簡単に拭き取ります。
掃除ができれば余計なところまで塗ってしまわないようにマスキングをします。
床にはマスカーを使って塗料が落ちてしまってもいいようにします。
広い範囲にはマスカーを使って養生をし、狭い部分には塗装用のマスキングテープを使います。
ガムテープやセロテープなどで代用しないでくださいね。
ガムテープは粘着が強いので剥がすときに下地まで一緒に剥がれてしまうこともありますし、セロテープは弱いので塗装時にふやけてしまうかもしれません。
養生がうまくできれば8割ぐらいは完成したようなものと言われるぐらい大事です。
塗る作業をどんなに工夫しても塗料がはみ出たりこぼれたりするので、ここは手を抜かずきっちりおこないましょう!
養生ができれば同じフジワラ化学から発売されている「アクドメール」を塗っていきます。
アクドメールは壁を塗装したあと、下地からアクが出てくるのを防いだり、珪藻土を塗っても強く壁につける役割があります。
乳白色のサラサラした液体なので塗りやすいです。
壁の端は刷毛で塗って、広い面はローラーを使って塗ります。
塗ったあと2・3時間乾くのにかかるので、珪藻土を朝から塗る場合には前日に作業をしておいたほうがいいでしょう。
珪藻土塗装ワークショップ開始!
珪藻土はどういったものか、また養生や塗装のポイントを説明しました。
実際にマスキングテープで養生の体験もしてもらいどれぐらい丁寧に行わないといけないか学んでもらいました。
養生ができれば、実際に塗っていきます。
今回は青色です。子供部屋なんかに合いそうですね。
かんたんあんしん珪藻土は塗料タイプなので、見た目はドロッとした粘度のある塗料と変わりありません。
これをパレットに移すのですが、パレットをマスカーで保護しておけば、作業後マスカーを捨てるだけでいいので、パレットを洗う手間がなくなってラクですよ。
アクドメールと同様に端は刷毛で塗ります。
刷毛は使用する前に毛をほぐし、余計な毛を落とします。これをしないと塗装の途中で抜け落ちて、塗装の中に毛が混ざってしまうこともあります。
刷毛を塗るときのポイントは、塗料を刷毛につけすぎず、また塗るときも壁に押し付けずにスーッとなめらかに動かします。
あまり刷毛を押し付けてしまうと、塗料が出すぎて塗料がダマになって乾いたときに割れの原因となったり、刷毛を傷めてすぐにダメになったりしますので気をつけてください。
端が塗れたらローラーで広い部分を塗ります。
ローラーで塗装するとき刷毛と同様事前に余計な毛を落とし、塗料を付けすぎないようにしましょう。
また、ローラーを動かすポイントは、
- 下から上に動かす(上下にゴシゴシしない)ことでローラーの珪藻土を壁につけます。
※これも押し付けすぎるとローラーが回りません - 上から左右にZを描くように動かすことで塗料を慣らします。
- 上から下に優しく撫でて仕上げる。
この要領で狭い面積を繰り返していきます。
かんたんあんしん珪藻土は2回塗りが必要なので、1回目で厚く仕上げようとせず薄く塗ってください。
また、塗っている最中にも乾いてきますので、前に塗ったところが気になって戻って塗らないようにしましょう。特に1度塗りのときは下地が見えるほどの薄さで塗りますので、2度塗りで仕上げようと思ってください。
1度塗り後も2~3時間置くことで乾きますので、2度塗りも同じ要領で塗っていきます。
2度塗りが終わってもムラが気になると思います。
しかし、乾けばそのムラもなくなりますので、とにかく塗料がダマにならないように気をつけましょう!
また、養生の剥がすタイミングは珪藻土が手に付かないようになれば取ってください。
乾かし過ぎてから養生を剥がすと、塗膜ごと引っ張ってしまうこともありますので、気をつけて剥がすようにしてくだい。
初めて壁を塗装した方ばかりでしたが、キレイに仕上がりましたよ!
みなさんも是非試してくださいね!
今回使用した「かんたんあんしん珪藻土」の詳しくはこちら
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